2015年4月の絵本
「ばいばい またね」 作・絵:さとう わきこ
「トコトコさんぽ」 作:長野ヒデ子・絵:スズキコージ
「もりもりくまさん」 作:長野ヒデ子・絵:スズキコージ
「ないしょのおともだち」 作:ビバリー・ドノフリオ・絵:バーバラ・マクリントック
絵本の紹介
ないしょのおともだち
これは、マリーです。これは、ネズミです、。ふたりは、おなじいえにすむ、内緒のおともだちでした。これは、マリーの娘のマリアです。これは、ネズミの娘のネズネズです。、ふたりもやっぱり、おなじいえにすむないしょのおともだちでした。
と、長くなりましたが、絵本のカバーの解説に書いてあります。本を読んでいくと、書かれた文字は少なく、端的明瞭。今紹介した絵本のカバーに書いてある言葉通りの展開がなされていく、ただそれだけの本ですが、絵がとっても素敵で、それにまるでそこにいるかのように臨場感があったり、絵本の世界と一体感があります。それなので、まるで自分の身の上にもおこりそうな、自分もそれを体験しているような雰囲気になっていきます。それがこの絵本がみんなに愛される魅力なのだろう、と思って読んでいます。子ども時代には、こんな素敵な想像の世界が自分の中に広がっていくことが、精神の豊かさを育んでいくために大切だと思うのです。この絵本に出てくる「内緒 ないしょ」は、大人の世界では、もう住んでいないものなのです。それが、子どもの心の豊かさを広げ、子どもが心をよせあうことができるのです。
(作:ビバリー・ドノフリオ・絵:バーバラ・マクリントック 出版社:ほるぷ出版 )