2022年8月の絵本



「こぶたのプーちゃん」 作:本田いづみ・絵:さとうあや


「へんしんバス」 作・絵:あきやまただし


「ねこのラーメンやさん」 作・絵:KORIRI


「せんろはつづく にほんいっしゅう」 作・絵:鈴木まもる


 絵本の紹介

「せんろはつづく にほんいっしゅう」

   鳥の巣作家としても有名な鈴木まもるさんの絵本です。今、栃木県の小山市の美術館で、鈴木まもるさんの絵本と世界の鳥の巣展がちょうど開かれています。 山梨子どもの本研究会で、鈴木まもるさんの講演をして頂いた時に、鳥の巣をいくつかみせていただきお話を伺いましたが、鳥の巣のことに関しては"鳥の巣博士"としてまさに第一人者の鈴木さんです。 今回紹介する絵本は、せんろはつづくのシリーズの列車ものです。 車、列車、電車ものは、子ども達の大好きなジャンルですね。鳥の巣だけでなく列車のこともよく研究なさっていますね。

   以下は鈴木まもるさんのコメントの一部の引用です。
「とにかく、どこかへ行きたいという生物としての本能があるから、乗り物絵本を好きになるのだと思います。人の暮らしがあり、電車があります。日本の、山あり谷ありの自然の中で、昔の人たちが列車を走らせようとした結晶が今の線路と列車の数々だと思います。ですから、この絵本は最新の電車カタログとして描いたものではありません。2021年3月の時刻表をもとにしましたが、いろいろな電車を描きたかったので、少し昔のも入っているし、この先使われなくなる電車も当然あると思います。駅弁も季節によって中身が違うこともあります。昔なつかしい駅弁も描きました。絵本の形に合わせたので、駅と駅の間の、距離や方向は実際と少し違います。スペースの関係で、実際とは違う場所に電車を描いたり、線路が消えている場合もあります。日本に生きている多くの人々の暮らしと、旅の楽しさを感じる絵本にしたいと思い絵を描きました。」

   これを読んでいてもわくわくしながらページをめくりたくなりますね。 ぜひみなさんも読んで・見て日本一周電車(汽車)の旅をしてください。

作・絵:鈴木まもる 出版社 金の星社





光の森こども園

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