2021年11月の絵本



「でんしゃ」 作・絵: パイロット・バートン


「もうすこしもうすこし」 作:アン・トンバート・ 絵:リン・マンシンガー


「ディビットがやっちゃった!」 作・絵:デイビット・シャノン 訳:小川仁央


「おやすみなさいフランシス」 作:ラッセル・ホーバン 絵:ガース・ウィリアムズ 訳:まつおかきょうこ


 絵本の紹介

「デイィビットがやっちゃった」

   『だめよ、ディビット』に続き、今月は『ディビットがやっちゃった!』です。 いったいなにをやらかしちゃったのでしょう。"!!"のビックリマークがついているのと、ディビットの表紙のなさけなさそうな顔をみると、ママが「ディビットえらいねえ」とほめてくれるようなことじゃないのは確かでしょうね。 なにをやらかしちゃったのか興味がわいてきます。 前作同様に、扉のママは手を腰にあてて立っています。顔がない分顔を想像してみましょう。 ママの「こら!!」というこわそうな表情が浮かんできます。 ディビットが何をやらかしたのか、想像力がむくむくとわき上がってきました。 さて、どんなことがおこったのか想像しながら、ページをめくってみましょう。

   「ぼくのせいじゃない」「わざとじゃない」「ちがうよぼくじゃない」と、次々とディビットの口からはでまかせというか、ごまかしというか、いいわけ、うそ、ひらきなおる、しらばっくれる、ぬけぬけと、調子いい、もっともらしい言い訳が口から出てきます。 それをお母さん言う時のディビットの表情をみてください。実に愉快で子ども達は読んでいて(みていて)思わずニヤニヤしてしまうのではないでしょうか。

   絵をいっぱい見て楽しんでください。こんなふうに思いっきり無邪気にひょうきんでいてしかも純粋なあどけない表情がいいですね。 人生でたった一度きり!なんでもできちゃういっちゃうこの年齢の素晴らしさに乾杯です!!たとえママがなんと言おうと、今この年齢この豊かな時間、この時に存分に子ども達には「だめよ!!」を味わって楽しんでもらいたいと思っています。「ためよ!!」をいっぱいしてください。いっぱいママを困らせてください。何があってもどんな時でもママはあなたの味方。ママだけでなくパパもね!!そして先生達も。



作・絵:デイビット・シャノン 訳:小川仁央 出版社:評論社 )





光の森こども園

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