2021年5月の絵本
「おかあさん」 作・絵:五味 太郎
「ノラネコぐんだんきしゃポッポ」 作・絵: 工藤ノリコ
「あつかったらぬげばいい」 作・絵:ヨシタケ シンスケ
「おへそのあな」 作・絵: 長谷川 義史
絵本の紹介
「あつかったらぬげばいい」
園でも子ども達に大人気のヨシタケシンスケさんの絵本です。
ヨシタケシンスケ、仮名文字と独特な絵の表紙は、「ああ、この作者の絵本ね。」と思いながらつぶやきながら思わず手に取ってしまう絵本となりました。
たぶん子ども達にとってもそんなふうに身近な絵の本なのでしょう。
今回の『あつかったらぬげばいい』の帯には、「せかいが かわって しまったら じぶんも かわって しまえばいい」と小さな字で書いてあります。そして、ヨシタケ式 心を緩める(ゆる)絵本とあります。
この言葉は真理です。心を緩める、忙しい方、思春期のあなた、疲れている方、頑張りすぎる方、に心を緩めてもらいたい、心を病んでいる人がいたら、こう言ってあげたい「かわってみよう」と言ってあげたいと思うのです。
いろんなことに悩んでいるあなたにぴったりの本、「なんだ!こうすればよかったんだ!!」とへたなカウンセラーからえらーーいお話を聞くよりも、あなたの悩み?暗雲と頭の中に垂れ込める幕をはらすのにぴったしの答えが見つかること間違いありません。
例えばこうです。
「ほっとかれているなとおもったら」⇒「おおきなこえでなけばいい」これは大人でも子どもでも同じです。なにも赤ちゃんだけのことではありません。どうしたらどうすればいい?どうするの?を自分で考えてみるのもいいですよね。
子ども達だっていろんなことを考えて思っていることを、大人も知ってびっくり!!ということもあるかもしれません。
○○だったら⇒○○すればいい、なるといい、と、頭で作ってみてください。どうすればいいかを考え込まずに・・・そうすればきっとあなたの人生ちょっぴり明るくなるはず。
月並みな感想ですが、自分で自分のことを言葉にしてみても心が落ち着くかもしれませんね。
さて、最後の本のオチというか最初と最後のつなぎというか、「さむかったらきればいい」と締めていました。
なるほどこれは月並みですが、やはり真理でありました。