2020年6月の絵本
「ぴっちゃん ぽっちゃん」 作・絵:accototo、ふくだとしお+あきこ
「あめふりさんぽ」 作・絵:えがしら みちこ
「トコトコとこちゃん」 作:真木 文絵・絵:石倉 ヒロユキ
「せんろはつづく まだつづく」 作:竹下 文子・絵:鈴木 まもる
絵本の紹介
「あめふりさんぽ」
『はるかぜさんぽ』に続く、えがしらみちこさんの絵本、『あめふりさんぽ』です。
やわらかい線と色に気持ちがほっこりするえがしらさんの絵本です。
表紙を見てください。雨の雨粒がいろんな色で描かれています。その拍子の〇〇ちゃんの笑顔、どこにもいそうな見かける子どもの顔があります。赤い長靴に赤いかさが印象的です。
今回は3歳児いちご組さんの絵本としましたが、いちご組さんだけでなく0・1・2歳児さんたちにも読み聞かせをしたくなりますね。くりかえしの言葉が、言葉をしゃべりはじめる1,2歳さんにも、単語をしっかり発音練習する3歳児さんにもいいですね。
雨をこんなふうに楽しめたら、雨の日も憂鬱になりません。それになによりも子ども達は長靴と傘が大好き、雨降りの日でなくても長靴を履いて毎日園にきたいという子もいるくらいです。長靴を〇〇ちゃんが自分で履く場面の顔の雰囲気と、長靴をとる指の様子も、子どもの雰囲気がよくかけています。長靴を脱いで水をいれて遊ぶ まさに子ども達が一番したくなる遊びですね。それをカエルさんと一緒にできれば、こんな楽しいことはありません。
最後のページ、雨降りの日グッズがお家に戻ってきます。「だれがもってきてくれたの?」と、言葉にないことばでしめくくるのもいいでしょう。なにも言わずに絵本をとじるのもいいでしょう。
雨の日の絵本にお定まりの”虹”のシーンが登場します。雨が上がって虹が出る これも雨絵本の定番の流れでしょうね。虹の場面の描き方も、作家さんの個性を見ることができます。
皆さんもぜひお子さんとたまには雨ふりの日を楽しんでみませんか。