2019年9月の絵本
「でんしゃがきました」 作・絵:三浦太郎
「どんぐりとんぽろりん」 作:武鹿悦子・絵:柿本幸造
「おべんともって」 作:森山京・絵:片山健
「おつきさまでたよ」 作:寺村輝夫・絵:いもとようこ
絵本の紹介
「でんしゃがきました」
三浦太郎さんの絵本、『ばすがきました』『おうちにかえろう』とのシリーズみたいな本ですが、三浦太郎さんの絵本は、動物や人や物がやさしいタッチで描かれており、3歳未満児のために読み聞かせをするにはとてもいい絵本です。
子ども達の大好きな電車と、食べ物が組み合わさって楽しいが倍増する絵本ですね。
「でんしゃが ガッタン ふみきり カンカン」「でんしゃは ゴットン ふみきり カンカン」「あれあれ なんだか いいにおい」
の言葉が画面にくりかえし登場します。2歳から3歳の子ども達はくりかえしの言葉が大好きですので、読み聞かせのシーンを想像していたら、一緒になって「でんしゃが ガッタン ふみきり カンカン」の子ども達の声が聞こえてくるような気がしました。
子ども達と一緒にこの言葉を楽しんで使ってみてほしいと思います。
お母さんのおひざに入って読む時には、一緒に食べ物をよーくじっくり絵をみたり食べてみたりするのも、おもしろいですね。
絵本から美味しいにおいが漂ってきますので、においも楽しめるような読み聞かせを工夫してみるのもいいでしょう。
この絵本は、表紙と裏表紙に別々の絵が描かれているのではなく、表紙と裏表紙がつながってひとつの電車になっています。そして、最初の扉から最後の扉まで、扉にも物語が続いていますので、そこのところもよく子ども達に見せて頂きながら、子どもと一緒に楽しんで読み聞かせをしてみてください。
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