2019年7月の絵本
「すいか」 作:石津 ちひろ・絵:村上 康成
「モリくんのすいかカー」 作・絵:かんべあやこ
「まほうの夏」 作:藤原一枝・絵:はたこうしろう
「あさがお」 作・荒井 真紀
絵本の紹介
「すいか」
表表紙から裏表紙へと”スイカ”まるごとが並びます。
とびらに、す→すっきりはれたよ い→いそいではたけへ か→かけつけろの言葉が連なりはじまります。
この”す” ”い” ”か”の言葉遊びは後のページにも登場していきます。
スイカ畑とお空に雲ふんわりのシーンで始まります。
左右のページ全体を使って大きく広がるスイカ畑です。
そこからスイカが画面の中心に主人公として登場。
バーン!!村上康成さんのユーモラスで表情豊かな絵がスイカと子ども達の様子を生き生きと描いていきます。
スイカを切って・・・画面いっぱいのスイカを味わいます。
”す” ”い” ”か”の言葉遊びも始まります。
”スイカ”の絵だけでなく、絵本から”スイカ”のいろんな音が始まり聞こえてきます。
”スイカ”の音を、読み聞かせと共に体で感じてほしいと思います。
スイカの甘さを感じる音、切る時の音、食べるときの音、いろんな”スイカの音”を一緒に”スイカ”を味わってみてください。
さあさあ、お腹いっぱいスイカを食べ終わると、みんなが”スイカ”に変身します。
どんなふうに変身するのか読んでみたくなりませんか?!
この絵の発想が大変おもしろく村上さんらしいなあと楽しく読み進めることができます。
今日はすごーくたのしかったね!の画面では、楽しさがいっぱいひろがります。
こんな時間が子ども時代にあるとすばらしいですね。