2020年2月の絵本
「おかしのまち」 作・絵:さかいさちえ
「ゆきのんのんねこざかな」 作・絵:わたなべゆういち
「バムとケロのさむいあさ」 作・絵:島田ゆか
「ふゆめがっしょうだん」 作:長 新太・写真:富成忠夫、茂木 透
絵本の紹介
「ふゆめがっしょうだん」
『ふゆめがっしょうだん』は、こども園、幼稚園、保育園、小学校に必ず1冊はおいてもらいたいと願う絵本です。
この絵本に最初に出会った時の感動がよみがえります。
可愛いとかではなく、木の命をこうして写真として絵本にしたことが、素敵なアイディアだと思いました。
近年、加速度的に温暖化が進行しています。温暖化は最近異常気象、想定外な気候としていよいよ私たち人類の生活に”牙”をむけてきました。
温暖化の進行をくい止めるためも、人間が生きていくためにも、森や山の木がとても大切な存在となります。
そのことを伝えていくためにも、使ってもらいたい読んでもらいたい、紹介してもらいたい絵本です。
写真絵本ですがその内容に輝くものがあります。
表紙にずらりと並んでいる冬芽たち。
可愛い素敵な老獪な顔がページをにぎやかに飾ります。
春を待つ冬芽たちの表情や雰囲気を眺めて楽しむことができます。
何よりも、この絵本を子ども達がみて、木々にも自分たちと同じように大事な”命”が宿っていることに気が付くことができます。
木もこうして生きているんだと子ども達が思ってもらえると嬉しいです。
そして、この絵本を見た後、ぜひ冬芽探しに野原や森、山に出かけてみてください。冬芽のお友達を探すことにきっと子ども達も夢中になることでしょう。
言葉よりも目でみて感じることが必要であることを感じさせてくれる最高の絵本です。