2023年11月の絵本
「しましまぐるぐる」 作・絵: かしわら あきお
「なないろどうわ」 作・絵:真珠 まりこ
「ふしぎなえ」 作・絵:安野 光雅
「こんとあき」 作・絵:林 明子
絵本の紹介
「こんとあき」
いまさらながら紹介するような絵本ではないのですが、名作絵本でよく知っているかたも多いと思います。初めて出会うお母さん、お父さんたちに紹介しましょう。
ネット環境が著しく発達している今日、もししたら絵本も動画でみちゃうよという親御さんもいることでしょう。そして、いろんなおもしろくおかしい絵本についつい手が伸びてしまうのではないでしょうか。
この『こんとあき』は秋の絵本ではありません。こんと赤ちゃんとあきとおばあちゃんもでしょうか。
赤ちゃんとこんの場面から始まります。
「ああ、あかちゃんだ、あかちゃんて、こんなにちっちゃくて、こんなに かわいいなんて、しらなかったな」というセリフを読むと、胸の中になつかしいような、あったかな気持ちが広がってきます。お子さんが2歳になって"いやいや期"に入り、「もう!たいへん!」と思っているお母さんも、あかちゃんだったお子さんのことを思い出すのではないでしょうか。
こんとあきのやりとり、場面のなつかしさに、人の温かさをぜひ味わってください。
作・絵:林 明子 出版社:福音館