2023年3月の絵本



「おかしなおかし」 作:石津ちひろ・絵:山村浩二


「ちゃんとたべなさい」 作:ゲス・グレイ  絵:ニック・シャラット


「ぽけっとないカンガルーと」 作:エミイ・ペイン・絵:HA・レイ 訳:にしうらミナミ


「たいせつなこと」 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン・絵:レナード・ワイスガード・訳:うちだややこ

 絵本の紹介

「ちゃんとたべなさい」

   「ちゃんとたべなさい」つい言ってしまうよく聞かれるフレーズです。お母さんがごはんの時に子どもに言う決まり文句になっていませんか?えっ、幼稚園、保育園、小学校でも先生達にも言われるって・・・そうそう、お母さんも先生も、「子どものためを思って言っているんですよ」という声が聞こえてきました。あとねえ、一番大事なこと、ちゃんとたべなくては作ってくれた人にも申し訳ない、そして命をこうして私たちにくださってお野菜さん、お肉さんなどなどに申し訳ないなあと、それがあります。それは大人のへ理屈でしょうか。そうではないと思います。"命を頂く"という気持ちになって「ちゃんと食べる」ことで、お野菜さんもお肉さんたちも、食べられることでみんなが元気になることで、幸せに天国に旅立っていってくれるのですから。

   さて、デイジーは"おまめ"がだいっきらい!"おまめ"がきらいな子どもは意外と多いのですよねえ、なぜでしょうか。お豆に味がしみ込んでいないから?それとも、はしで食べるのにつかみにくく、つかんだと思ったら"ぽん"と飛んでったり、まっさお(ま緑)の色がなんとも子どもに苦手な色、食感がきらい!!などなどでしょうか。お豆を食べろというママはいろんな交換条件を出してきますが、デイジーは首をたてにふりません。それどころかママに・・・

   さあ、みなさんも結末がどうなるか読んでみてくださいね。 同じように子どもがお母さんに異議?反論を唱える絵本に『ママ ちいさくなーれ!』があります。いずれもママ(お母さん)と子どものバトル対決ものです。これらの絵本は"子どもの気持ちになってね"というメッセージでもあります。でもね。ママの気持ちもちょっぴり考えてもらえるとうれしいな。

作:ゲス・グレイ  絵:ニック・シャラット 出版社:小峰書店






光の森こども園

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