2023年2月の絵本
「ゆきみちさんぽ」 作・絵:えがしら みちこ
「さむがりやのねこ」 作・絵:渡辺 ゆういち
「まいにちがぷれぜんと」 作・絵:エミリー・メルゴー・ヤコブセン
「てんてんきょうだい」 作:おか しゅうぞう 絵:ふじた ひおこ
絵本の紹介
「ゆきみちさんぽ」
2月5日雪となりました。大人の困り顔を尻目に、子ども達は大喜びで雪を大歓迎しています雪となればもうワクワク、外に出て雪と遊ぶのが待ち遠しい子ども達。「お外にいきたい」「ゆきであそびたい」と、待ちきれない子ども達です。寒いのもぜんぜんへっちゃら、雪遊びにたわむれる子ども達の笑顔いっぱいの顔には、満足感があふれています。雪と子ども、ピュアなものがつながりひかれあうのでしょうか。
白くふわふわな空からの宝石に、子ども達が心惹かれる姿を見ると、私たちにも幸せがじんわりとわいてきます。真っ白な雪は無垢の子どもの心のようです。しんしんと積り銀世界を見ていると大人が忘れてしまったおいてきてしまった心が雪となってふっています。心が洗われる気持ちがします。
さて、前置きが長くなりました。この絵本を読むと、じんわり温かくなってきます。雪になると外に出ていきたいという子ども達とおんなじ気持ちが描かれています。ぼうし、てぶくろしてワクワクしながら雪がいっぱいの外へと出るみちこちゃんです。あっとすいません、この物語では表紙の女の子のお名前は出てきませんが、なんとなくみちこちゃんという名前が浮かんできました。みちこちゃんはお外で雪だるまつくったり遊ぶのではなく、絵本の題のように雪の中をおさんぽします。おさんぽしながら何に出会うかな?出会うものを一緒に味わいながら、最後を楽しんでくださいね。