2016年7月の絵本
「やさいだいすき」 作・絵:柳原 良平
「ちいさなかいじゅう モッタ」 作・絵:イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
「おめんです」 作・絵:いしかわ こうじ
「よるです」 作・絵:ザ・キャビンカンパニー
絵本の紹介
「ちいさなかいじゅう モッタ」
かいじゅうの絵本です。表紙の絵をみると、「あれ、これはなんだろう」とおもわせます。かいじゅう一家にはモッタというとてもかわいらしいかいじゅうがいます。モッタは、7人兄弟の末っ子。かいじゅう一家の一番年下のモッタは、小さくって可愛くって、とっても愛らしいかいじゅうなのですが、モッタは、強くてこわーいこわーいかいじゅうになりたくってなりたくって、いつもどうしたらお兄ちゃんたちみたいにこわーいかいじゅうになれるんだろうと、考え思っています。お兄ちゃんたちを「ガオー」とおどかしても、全然びっくりもこわがりもしてくれません。そこで、モッタはすてきなお友だちたちに出会い、びっくりこわーいナイスなこわーいかいじゅうになる方法を考え出します。みなさん読んで楽しんでください。とてもおもしろい本です。キャビンさんの、何気ない線使いの絵ですが、それが絵をいきいきとさせています。鉛筆使いの絵に、表情が満ち溢れています。読んでいるとこの絵がみんな大好きになることでしょう。
(作・絵:イヴォンヌ・ヤハテンベルフ 出版社:福音館)