2016年8月の絵本
「わたしほんがよめるの」 作・絵: ディック・ブルーナー・訳:松岡 京子
「さかなだ さかなだ」 作・絵: 長野ヒデ子
「からすの やおやさん」 作・絵: かこ さとし
「アレクサンダとぜんまいねずみ」 作・絵: レオ・レオニ 訳:谷川俊太郎
絵本の紹介
「からすの やおやさん」
『からすのパンやさん』は、かこさとしさんの”からすしりーず”の最初の絵本です。それは、こんなふうに始まっていました。
いずみがもりは、からすのまちでした。
いずみがもりには、おおきなきがにひゃっぽん、ちゅくらいのきがよんひゃっぽん、ちいさいきがひゃっぽんありました。
そのきのうえには からすのうちがありました。
いずみがもりの くろもじさんちょうめの かどの ちゅうくらいのきに、からすのパンやさんのおみせが ありました。
その からすの パンやさんのうちに、よんわのあかちゃんがうまれました。
よんわともそれって、ちいちゃくて、かわいい あかちゃんでしたが、からだの いろが くろでは なくて、みんな ちがったいろを していました。
それでも、おとうさんと おかあさんは、にこにこうれしくて、さっそく よんわのあかちゃんに、 オモチちゃん レモンちゃん リンゴちゃん チョコちゃん というなまえをつけました。
そして、よんわを やさしく だいじに そだてました。
と、この絵本をお子さんや子ども達に読んだことがあるでしょう。子ども達に大人気の本です。
我が家の子ども達がちょうど保育園の頃、夜寝る前にこの絵本がお気に入りで、何度も読み聞かせをしたことが思い出されます。
さて、そんないずみがもりのからす一家に生まれて可愛い赤ちゃん達、パンやさんの子ども達、オモチちゃん レモンちゃん リンゴちゃん チョコちゃん 達も大きくなり、お父さんやお母さんのお手伝いをしたり、自立してがんばっている様子を描いた「からすのパンやさん」シリーズが出ています。
ここでは、『からすのやおやさん』をご紹介。リンゴちゃんのお友だち、イソちゃんと、そのいとこのシンちゃん、とシンちゃんのおばあちゃん、サヤおばあちゃんが出て来てきます。サヤおばあちゃんのつくった美味しい野菜を売る為に、みんなで力をあわせて頑張ります。リンゴちゃんがいろんな工夫をしながら、みんなの「森林野菜のお店(みせ)」は、売り切れ大繁盛となります。リンゴちゃんたちのがんばる様子を読んで楽しんでみてくださいね。この絵本を読んでくれたみんなも食べるのが苦手な野菜があってもいいけど、野菜さん果物さんをみたり触ったりするのが大好きになるといいね。