2017年1月の絵本



「ぴったりこん」 文:小野寺悦子・絵:池谷陽子


「おおゆきくまちゃん」 文:シャーリー・パレントー・ 絵:デイヴィッド・ウォーカー・訳:福本友美子


「ゆきのんのんねこざかな」 作・絵:わたなべゆういち


「くまのこのとしこし」 作・絵:高橋和枝


 絵本の紹介

「ゆきのんのんねこざかな」

   わたなべゆういちさんの”ねこさかな”シリーズのなかの最新版17作目となる『ゆきのんのんねこざかな』です。 いよいよ寒の入りとなり、山梨でも毎日寒い日が続きますが、ねこざかなの住む島は南のあったかい島、寒さも北風もふかずほっかほか。 もちろん雪もふりません。 そんなねこざかなの南の島に、北極の寒い海から氷山が流れ着きました。 氷山なんてみたこともないねこもさかなもびっくりぎょうてん。 氷山の下には、南の島の海ではみられない北極の海にいる不思議な生き物”クリオネ”もいます。 氷山の上には、シロクマの親子もいます。 南の海は暖かくってシロクマのお母さんはぐっすりお昼寝中です。 シロクマの子どもたちはあったかい南の海に大喜び。 海のみんなも、シロクマやねこざかなと一緒におおはしゃぎ!! 氷山の下にできたトンネルをくぐっては、それはそれは楽しそうにみんなで遊ぶ様子が、画面いっぱいに描かれ、うれしそうに遊ぶみんなです。 ところが、たいへん!みんなが楽しく遊んでいるうちに、南の海は暖かいので、氷山が融けはじめてきました。 氷山が融けてしまうと、シロクマさん達は、お家がなくなり北極に帰れなくなってしまいます。 さあ、たいへんと、シロクマのお母さんは飛び起きて、雪を降らせるために雪の歌を大きな声で歌いはじめました。 すると・・・なんと驚いたことに、南の島に雪がふりはじめました。 雪がはじめてのねこざかなもおおよろこび!雪のシーンでは、雪のモビールを使って画面いっぱいに雪が降り積もります。 一緒に絵本を読んでいる子ども達は、このページをみてびっくりおどろきおおはしゃぎになることでしょう。 冬にぜひお子さんに読んでみてあげてください。 きっと楽しい時間をすごせることでしょう。

(作・絵:わたなべゆういち 出版社:フレーベル館)